パワハラの定義とは|どこから?種類・判断基準をわかりやすく解説!
「パワハラ」という言葉を聞いたことがある方は、最近では非常に多くなってきているのではないでしょうか。 パワハラは「パ…[続きを読む]
「なんでこの人は仕事ができないんだろう」とイライラすることはありませんか?
仕事を進めていく上で同僚や上司ができない人だった場合には、周囲の人がストレスを抱えることになります。なんとかして職場の環境を良くしていくためにも、仕事ができない人への対応方法を学びましょう。
そこで今回は、「仕事ができない人への対応方法」をお伝えします。仕事ができない人の特徴から、仕事ができない人に対するNGな対処法、仕事ができない人への上手な対応方法までわかりやすくご説明いたします。
仕事ができない人が近くにいるとイライラすることもあるでしょう。そこで彼らのことを理解するためにも、仕事ができない人の特徴や周囲の人への影響を見ていきます。
仕事ができない人にありがちなのが、以下のような共通点です。
まず、他の人よりも仕事をこなす速度が遅いということが挙げられます。単純にスケジュール管理が苦手なケースもありますが、完璧主義者のため細部までこだわりを持ち結果的に期限を守れなくなってしまう人もいます。
次に、ミスが多い人も挙げられるでしょう。同じようなミスばかり繰り返し、何度指摘しても改善できない人です。本人が頑張っても改善できないケースもありますが、多くは「大したことではない」と捉えています。重要視すべきポイントがずれている可能性もあるでしょう。
何か問題が起きたとき、ミスが発生したときに「自分のせいではない」と言い訳する人もいます。自分ではなく周囲に問題があると考え、非を認めようとしません。誰にでも失敗はありますが、反省しない人は改善できないため問題です。愚痴が多いのも特徴でしょう。
仕事ができない人の中には、人一倍プライドが高い人もいます。人からの指摘に敏感に反応します。自分のミスを認めない人や、問題があっても相談せず自己流で全て進めてしまいます。本人は仕事ができると思っていますが、周囲はそう思っていません。
そもそも仕事に対してやる気がない人もいます。業務時間だけとりあえず仕事をしているフリをすれば良いと考えています。業務時間中にネットサーフィンばかりする人や無駄に残業代を稼ごうとする人もいます。新しい仕事は避け、現状維持をポリシーとしている人もいるでしょう。
仕事ができない人が周囲にいると、一緒に働いている人にも悪影響が出ることがあります。具体的には、以下のような影響です。
仕事が遅い人とグループで業務を進めていると、仕事をきちんとこなしていく人は損をします。相手のせいで遅れがちに仕事を進めていくことになり、イライラしてストレスが溜まるでしょう。一緒に作業していると、相手のペースに合わせないといけないため、疲れてしまう人もいます。
仕事が遅れがちになってしまうと、一緒に働いている人だけではなく、外部の人にまで迷惑をかけてしまうことがあります。迷惑をかけないようにするためには、仕事ができる人ができない人のカバーをします。
できる人が倍働くようになると、「あの人辞めてくれないかな…」とネガティブなことも考えてしまいます。
最終的には、周囲は仕事ができない人を避ける行動をとってしまうこともあるでしょう。ここまでいくと、社内環境は悪くなる一方です。できない人がいると、できる人が足を引っ張られてしまうこともありますので、問題がある人材がいるなら改善を図るべきです。
仕事ができないことには様々な理由があります。どんな理由があるのか、また接し方でダメな方法はあるのか、について見ていきましょう。
仕事ができない理由はいろいろあるでしょう。人によって異なりますが、以下のいずれかが当てはまるはずです。
自己管理が苦手という人は、仕事ができない人に多いです。体調を崩しがちである、スケジュールも遅れがちであるという人はそもそも自己管理が苦手なのです。
「自分は悪くない」と指摘をされたらすぐに否定をする人は、自分は仕事ができると思っているケースもあります。問題が起きるのは、周囲が悪いからだと決め付けているのです。
やる気がない人は改善する気がありません。このままがいいと思っているのですから、周囲が指摘すれば不快に感じるだけであり、どうしようもありません。
指摘したらすぐに落ち込んでしまう人もいます。「自分はできない人なんだ」と落ち込んでしまうと萎縮してしまい、できることまでパフォーマンスが下がってしまいます。
中には、「頑張っているのにうまくいかない」タイプの人もいます。本人は向上心を持って仕事に向き合っていますので、周囲から見て空回りしている部分がある場合はその点を指摘してあげれば改善できるでしょう。
仕事ができない人が周囲にいて、迷惑をかけられていると、どうしても冷たい対応をとってしまうことがあります。これは度を超えると「パワハラ」になってしまう可能性がありますので、注意が必要です。パワハラは、上司など立場が上の人からだけでなく同僚や部下からのパワハラも認定されることがあります。以下のような言動は避けましょう。
・仕事ができないことをバカにする
・人がいる前で叱責する
・暴力を振るう
・仕事を必要以上に監視する
暴力や暴言はパワハラに当たりますが、これ以外でも毎日のように皮肉を相手に伝えるのも問題です。仕事ができないからと言って、細かい部分まで報告させて相手を侮辱するようなことはやめましょう。
仕事ができない人との業務は、以下の方法で上手に乗り切りましょう。仕事ができない上司との接し方、同僚・部下との接し方に分けてご説明します。
仕事のできない上司とは、以下のように接していきましょう。
仕事のできない上司の指示はできるだけ従いたくない、できれば避けたいですよね。効率が悪いことがあるだけでなく、「なぜ今それをするのか?」と聞き返したくなることもあります。このような事態を減らすためには、普段から積極的に上司とコミュニケーションをとることが大切です。普段から積極的に仕事について意思疎通を図ることで、自分が仕事をしやすい方向に上司を利用することもできます。自分がやりやすいように、仲を深めて、相手があなたの話を聞き入れやすいようにしていくのです。
上司なので「あなた仕事ができませんね」とは口が裂けても言えません。直接言えないなら、間接的に気づかせる方法を取りましょう。上司も含めたグループで仕事をするのなら、プロジェクトの進捗状況やそれぞれの締め切りの期限などを共有できる場所を作ります。チェック欄を設けてできたら✔︎を入れていくということを全員でしていけば、上司だけが仕事が遅いのも自分で把握できるはずです。優先順位の高いものを色付けするなどしておけば、スケジュール管理ができない人もわかりやすいはずです。
仕事ができない人が上司の場合は、コミュニケーションをとって、チーム全体でサポート体制を作っていくことが必要です。
仕事ができない人が部下や同僚の場合には、以下の対処法を実践してみましょう。
本人に悩んでいる様子がある場合は、向上心があるということです。この場合は相談に乗りましょう。仕事の悩みを聞いて、改善策を伝えてあげることは重要です。人によっては「相談できない」と一人で抱えてしまうことがありますので、「仕事キツいよね。困ったことはない?」と共感するような形で話を聞いてあげてください。偉そうに上から発言するのはNGです。「もし自分がその人ならどういう気持ちになるか」「その人ならどういう改善策とるか」という相手の視点で相談に乗りましょう。
本人が問題を認識していない場合や聞き入れない場合には、上司に相談すべきです。本人が気付いていないのに、周囲が指摘するとトラブルが起きやすいです。誰かが指摘しなければいけない場合は、上司に報告して上司から伝えてもらいましょう。その上で、本人が少しでも反省する様子を見せた場合は話を聞くようにしてください。
あなたが上司の場合は、こまめに報告をしてもらうことも1つの方法です。スケジュールや仕事の進捗状況も整理しやすくなりますので、改善に役立ちます。
仕事ができない人が周囲にいると、ストレスが溜まってしまう人も多いでしょう。
人を変えることは難しいですので、自分でストレス発散方法を見つけることも重要です。
上記改善策でもうまくいかない場合は「仕事ができない人がいる」という事実を受け止めて、自分のしたい仕事やプライベートに意識を向けてみるのも良いでしょう。