パワハラの定義とは|どこから?種類・判断基準をわかりやすく解説!
「パワハラ」という言葉を聞いたことがある方は、最近では非常に多くなってきているのではないでしょうか。 パワハラは「パ…[続きを読む]
「なぜかあの人が評価されて私は評価が低いのか…悔しい!」
男性にしろ女性にしろこのようなお悩みを持つ方は少なくありません。
ただ、評価されないのには理由があるのかもしれません。仕事で正当な評価を受けるためにもなぜ評価されないのかを知っておくことは大切です。
そこで今回は、仕事で評価されないと悔しい思いをしている方のために、頑張っているのに仕事で評価されない原因について解説いたします。実力があっても雑用ばかりで評価されない理由、実力がなさそうなのに評価される人の特徴、パワハラの可能性や評価されるためにできることについてご説明いたします。
目次
「実力があれば成功する」はずですが、現実はそれほどうまくいかないことを実感している方は珍しくないはずです。実際、実力があって優秀な人が会社を離れていくのを何度も目にしたという人もいるでしょう。では、なぜ頑張っている人や優秀な人が仕事で正当な評価を受けないのでしょうか? 理由としては以下が考えられます。
・評価体制に問題がある
・年功序列など古い体制が残っている
・自分の求めているものと会社の求めているものが違う
まず、一番多いのは会社の評価体制がきちんとしていないケースです。具体的には評価基準を曖昧に設定している会社であり、上司によって評価基準が異なるなどの事例があります。
やはり人の評価はばらつきが出やすいため、客観的かつ具体的な基準を策定する必要があります。これがない会社では、実力があっても評価されない人が出てくるといえるでしょう。
年功序列などの古い体制を残している企業は多いものです。どれだけ頑張っても自分より経験の多い人、年齢が高い人が評価される会社であれば結果を出しても昇進できないことは多分にあるでしょう。この場合は、トップが変わるなど古い体制が変わらない限り、正当な評価を受け取ることは難しくなってしまいます。
また、自分では評価される成果を残しているつもりでも「会社がそれを求めていない」こともあります。
自分の持つビジョンや成果と会社があなたに求めるスキル、成果に齟齬がある場合には評価が伴いません。自分が求めているものが会社の求めているとものと合致しているのか、今一度確かめてみてください。
会社の評価体制が整っていないケースもありますが、これ以外にも評価されないと社員が思ってしまう原因があります。
具体的には、仕事ができるのに評価されない人には一定の特徴があるのです。以下、実力はあるのに評価されない人の特徴を見ていきましょう。
・評価されるポイントを知らない
・コミュニケーション能力に問題あり
・期待しすぎ、されすぎ
・主張しないから
主観的には頑張っていてもそれが評価につながらない場合、その人の見据えている成果が会社と合致していない可能性があります。
営業など数字が成果となる場合には会社と個人の求める成果がわかりやすいですが、社内で仕事をする事務作業やチームで行う業務などでは成果が合致しないこともあります。評価されるポイントがずれている場合には、修正数する必要があるでしょう。
いくら実力があってもコミュニケーション能力が乏しいと判断されれば昇進は難しくなります。昇格すればその分管理する能力も必要になってくるためです。マネージメント能力に乏しい場合には、実力があっても評価されない、昇進できないケースがあります。
自分に対し高い評価を求める人は、自分に厳しい側面があるでしょう。頑張って自分の成果を出しても評価されない場合には、求める評価が高すぎるのかもしれません。また逆に、周囲がその人に期待しすぎている場合もあります。高学歴で専門性も高い人の場合、周囲の期待は他の人よりも高くなるため、基準が高く設定されすぎておりなかなか評価されないということもあるでしょう。
評価されない人は黙々と仕事をこなし、何も言わずに周りから評価されるまで待ちます。
しかし評価されるためには「自分で客観的成果を相手に主張」することも必要です。
一方、実力に乏しいのに評価される人もいます。この違いにはどのような理由があるのでしょうか? 実力がないのに評価される人の特徴についてご説明します。また評価されない理由にパワハラが潜んでいないかもチェックしていきましょう。
「自分は評価されていない」と考えるとき、実力がないのに評価されている人を見ると、腹立たしく感じることもあるでしょう。仕事の実力は自分の方が上であるのに、なぜあの人が昇進したのかと不満を感じるのは辛いものです。しかし、なぜ実力がなさそうな人が出世したり、評価されたりすることがあるのでしょうか? 理由としては、以下が考えられます。
・自分をアピールする能力に長けている
・コミュニケーション能力が高い
・社内政治が得意である
実力がそれほどでもないのに評価されている人は、アピール能力に長けています。
自分が出した成果を周囲や上司にアピールすることにより、実際によりも多くの成果を残したように演出しているのです。
もちろん、これは不正ではなく、1つの能力と考えるべきです。数字以外で相手に良い印象を残すことも重要であるからです。
昇進すると管理職に近づきますが、マネージメント能力はコミュニケーション能力に比例するとも言われています。
仕事はできるけれど、周囲からの評判はイマイチという人を評価してしまうと、昇進した後にトラブルが発生する可能性もあるため、会社はそれを避けています。
ですので当然コミュニケーション能力が高いのも評価されやすいポイントといえます。
評価される人は「誰が評価するのか」をよく見ています。
評価する人に良い印象を残し、一緒に飲みに行く、よく会話をすることで評価されやすい環境を自分で作っているのです。
評価をする人と社内で仲良くすることは、評価を受けやすくなるという利点があるでしょう。
「悔しい!自分が昇進・出世できないのは、上司に嫌われているから」
このように感じる場合には、社内にパワハラが紛れている可能性があります。
職場のパワハラとは、職場内の地位などの優位性を利用して、業務の適正範囲を超える精神的・身体的苦痛を与える行為や職場環境を悪化させる行為を指します。
パワハラはわかりやすい事例もありますが、はっきりパワハラとわからないような巧妙な手口を用いることもあります。
例えば、「嫌いだから出世させない」のもパワハラに当たる可能性があります。
上司などの管理職の立場では、部下を正当に評価する必要があります。そうであるのに客観的な評価ではなく、個人的な評価で出世させないのは職場内での優位性を利用して、適正な業務範囲を超え精神的苦痛を与える行為と判断できる可能性があるでしょう。
評価されない理由を問いただした際に「君にはやる気が感じられない」「他の人との違いを考えてみるべき」などと曖昧な表現で逃げられた場合には、客観的な評価が行われていない可能性があります。また横暴な上司の場合には、これ以外にも普段から暴言や侮辱などの精神的暴力や適切な仕事を与えないなどの過小評価を行っている可能性もあります。
昇進できない理由には、パワハラが潜んでいる可能性もありますので、一度これまでの言動を思い出して見てください。
会社で正当な評価を受けていないと感じる場合、どのように対処すればモチベーションを保つことがでできるのでしょうか?正当な評価を受けるために自分でできることをお伝えします。
実力があっても評価されない人に一番多いのが、自分をきちんとアピールできていないという課題です。これを乗り越えればすぐにでも高い評価を受け取れる可能性もあります。
特にできる人に多いのが「見れば成果はわかるはず」という考え方です。
しかし、実際には上司は他のことで忙しく部下を正しく評価できていないことがあります。上司の管理能力に問題があるというのは簡単ですが、さらにその上手をいき、上司が評価しやすいように立ち回ることも重要です。
自分で努力したことがあればそれを周囲に伝える、そして人事評価の際の面談では自分がどのような成果を出したのかというのを論理的かつ客観的に伝える力があれば正しく評価されやすくなるでしょう。
実力があり、仕事もできるけれど評価されない人に多いのが、「自分だけの成果」で満足しているケースです。
自分だけの成果というのは、仕事に関係のある専門性のある資格などのスキルを取得するものの、それを職場で活かせていない状況があることを指します。自分では頑張って得た成果なのですが、これが会社にとってプラスにならない限り良い評価は受け取れないのです。
評価されたいのであれば、会社や上司が求める部分をスキルアップしましょう。例えば、評価されないと感じた場合には、上司に「どうすれば出世できるのか」など聞いてみることも重要です。実は仕事は評価しているが、もっと社内でのコミュニケーションをとってほしいなどの要望があるかもしれません。評価されるように努力の方向を変えてあげることで、自分も納得できる評価を受け取ることができるでしょう。
アピール能力もあり、評価される部分のスキルアップも十分にやっているという場合、あなたにその会社は合っていない可能性があります。評価体制に問題がある、会社の体制が古く人材を正しく評価できない、などの問題があり、これに耐えられない場合には別の会社に転職するのも1つの選択です。
頑張っても評価されないのは辛いものです。モチベーションを保つのも難しいでしょう。
自分のせいではないのだとしたら、転職で働く場所を変えることで自分の居場所を作っていくことも必要です。