甘え?仕事を教えてもらえない・放置される理由と対処法

入社したばかりなのに、「上司や教育担当者から仕事を教わったことがない」「いちいち聞かないと教えてくれない」「どうやって仕事を覚えれば良いの?」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。「これって当たり前で自分だけおかしいと思っているのか?甘えなの?」と感じている人もいることでしょう。

なぜ教えてもらえないのか、どう対処すれば良いのか不安になりますよね。

そこで今回は、仕事を教えてもらえない理由とこれに対する対処法を解説します。仕事を教えてもらえない理由、教えてもらうために自分でできること、どうしても耐えられなくなった場合の選択肢について1つずつみていきましょう。

仕事を教えてもらえないの当たり前なの?甘えなの?

上司が仕事を教えない理由は二種類あります。

仕事を教えてもらえない!よくある理由

仕事を教えてもらえないことによってやることが見つからない場合、なぜ仕事を教えてくれないんだろう、甘えなんだろうかという疑問が出てきます。

よくある理由としては、以下の通りです。

  • 昔ながらの会社の風土の影響で放置
  • 新人の教育体制がない
  • 教育担当者が忙しすぎる

昔ながらの会社の風土の影響で放置

昭和時代の会社の風土を残している会社は意外と多いものです。「新人はみて覚える」「教えないのは当たり前」という考え方が根強い会社では新人や新しく入ってきた中途採用の社員は放置され、特に仕事を教えられることもないまま日々進んでいきます。

周囲から見る目も厳しく「なぜ新人は何もしていないのか?」と考えられてしまうこともあります。

また教えてもらうまで待つ姿勢を理解できない世代の人もいることから、これを甘えだと捉える人もいます。

新人や中途の教育体制がなくて放置

それほど古い会社の体制ではないものの、新人や中途の教育体制が整っていない会社もあります。

ベンチャー企業などで毎日息つく間もなく仕事を進める会社は、新人の教育体制を整えていないことも多く、古い会社の体制と同じく「見て学ぶ」ことを要求されるケースがあります。教育担当がついていても、担当者もどのように教えれば良いかわからないので、放置されてしまうのです。

教育担当者が忙しすぎて放置

さらに忙しい職場では、教育体制があってもこれを上手に活用できていないケースもあります。

上司や教育担当者が新人を教える暇もないほど忙しく仕事をこなしていることから、新人が入り込む隙間がありません。

このような職場の場合、教える気がないわけではありませんが、現実問題として教える時間がないのです。

新人に対する嫌がらせで教えない心理

上記で示したような問題に当てはまらない場合、「単に新人を育てる気がない」ように感じることもあります。実際のところ、まれに嫌がらせの心理で新人に仕事を教えないこともあるようです。

仕事の教えない教育担当者や上司の心理としては、「自分の場所を奪われる」という不安や恐怖心があるようです。

例えば、自分より学歴や期待されている新人が自分の部下になると、自分より早く昇進するかもしれないという不安に苛まれることがあります。自分の立場を危うくする可能性がある新人をできるだけ排除したいという気持ちから「仕事を教えない」という心理状態に陥ることがあるのです。

仕事を教えてもらう!自分でできる対処法

何をしたら良いかわからない状態では、会社に貢献することもできません。自分でできる対処法を試してみましょう。

自分からわからないことを聞く

「なぜ仕事を教えてくれないのか?」という新人の方に多い問題は、自分から仕事を教えてもらいに行かないということです。「なぜいちいち聞かないと教えてくれないの?」と疑問に思う気持ちはわかります。先に示したような会社の古い風土や教育体制の欠如という会社側の問題があるのは明らかです。ですが、自分からも動かないと何も状況は変わりません。

したがって、「自分からわからないことを聞きに行く」のが最初のステップです。周囲が忙しそうで聞きづらいという考える方も多いと思いますが、方法次第で相手の仕事を邪魔せず教えてもらうことはできます。

口頭で聞きに行く際は、事前に聞きたいことをメモして質問を簡潔にしておきましょう。相手の時間を極力奪わないことが重要です。聞くこともわからないという状態であれば、「お忙しいところすみません。何かできることはありますか?」と基本的な質問から始めましょう。

口頭で聞いても教えてくれない場合は、聞きたい内容をリストにしてメールで聞いてみましょう。1日に一回であれば最小の時間で対応できるため、嫌がらせでない限り対応してもらえるはずです。

またアドバイスや仕事のやり方を教わった後には、感謝の気持ちを述べるようにします。「お忙しい中、ありがとうございました」という一言で印象は変わります。

教えてもらえない理由を聞く

自分から何度も聞いたが、一向に対応してくれないという場合は、理由を聞いて見るのも1つの方法です。この状態の場合、メールだと無視されてしまう可能性もあることから、口頭で「なぜ仕事を教えてくれないのでしょうか?」と聞いてみましょう。

ストレートに聞けば、理由を教えてもらえることもあります。単に忙しくて対応できないだけの場合もありますし、単純に嫌われている可能性もあります。あるいは大事なプロジェクトを新人に任せたくない、新人自ら学ぶものだと考えていることもあります。

真摯に答えてくれる人もいれば、怒って返答する人もいるでしょう。理不尽に怒って対応された場合には、人事部などに掛け合い担当を外れてもらうように交渉することもできます。教えない理由は結局のところ、その担当者や上司にしかわかりません。自分で努力してもわからない場合は、素直に聞いてみるのが一番です。

上司や先輩とのコミュニケーションを取ること

上司や教育担当者も人間です。冷たく見えたとしても、人間としてコミュニケーションをとれば、優しく対応してくれる可能性は酷がります。彼らと信頼関係を築くためにも、ランチや飲み会に誘ってみるのも1つの方法です。

会社では話しづらいことも外では気を良くして話してくれることもあります。ジェネレーションギャップがある場合は、「どう接すれば良いかわからなかった」というケースもあります。できるだけ相手の尊重してコミュニケーションを取ろうとする姿勢は重要です。上司や先輩との関係だけでなく、仕事上の付き合いでも生かされるのことですので、コミュニケーションを図るように努力してみましょう。

仕事を教えてもらえない…会社を辞めたいと思ったら?

色々努力はしてみたものの、やはり上司や教育担当者に問題があると感じることもあるでしょう。その場合は、以下の2つの選択を検討してみてください。

教育担当者や上司以外に相談してみる

ご自身の教育担当者や上司が仕事を教えない場合は、会社の責任でもあります。あなた自身が円滑に仕事ができないことも会社にとっても損失です。したがって、他の上司や社員、人事部などに相談してみましょう。

自分は意欲的に仕事をしたいと考えているが、仕事を教えてもらえない状況があることを伝えてみてください。場合によっては嫌がらせに当たるケースもあるでしょう。当事者以外の人が介入すると、すんなり問題が解決することもあります。担当者を変えてもらうことができれば、仕事を教えてくれる担当者に出会える可能性もあります。

転職を検討する

上記で紹介したことを全てやってみたものの、仕事を教えてもらうまでに至っていないというケースも残念ながらあります。このような場合は、会社に根本的な問題があるため、その職場にいる限り問題が継続することになります。

したがって、仕事を続けながら転職活動をすることも検討した方が良いでしょう。

3年は続けた方が良い?

「3年は続けた方が良い」という意見を耳にしたことがある方も多いと思いますが、仕事を教えてもらえない状況で3年は長すぎます。

自分で仕事をなんとかして覚えたとしても、自分が教える立場になった時に教育体制が整っていない状況、忙しすぎて教えることができない状況が回ってきた場合、苦しむことになるのはご自身です。

会社の体制や風土、忙しさなどを考慮した上で、将来的にも問題が続きそうだと考える場合は、早めに次の選択肢を検討しておくのは懸命な判断です。時間を無駄にしないためにも、転職エージェントに登録するなど、自分でできることを進めていきましょう。

自分でできることから始めよう

仕事を教えてもらえないという悩みは、新人の方によくあるお悩みです。

自分からできることをやってみることで状況が変わることもあります。

何をしても変わらない場合は、会社に大きな問題がありますので、転職も検討した方が良いでしょう。

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監修
弁護士相談Cafe編集部
本記事は労働問題弁護士カフェを運営するエファタ株式会社の編集部が執筆・監修を行いました。
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